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【セミナー開催報告】~ベルリン・その街の魅力~人気ブロガーwasabiさんをお迎えしてのベルリン不動産セミナー

開催概要

セミナータイトル:~ベルリン・その街の魅力~人気ブロガーwasabiさんをお迎えしてのベルリン不動産セミナー

日時:2018年1月10日 (水) 19:00-

場所:株式会社ウィンドゲート (東京都渋谷区渋谷1-9-1)

内容:

第1部 wasabiさん講演『変わりゆくベルリンの最前線 スタートアップ・アート・食』

第2部 ウィンドゲート講演『ベルリンの最新不動産情報』

第3部 交流会

ゲスト紹介:wasabiさん(HP: http://wsbi.net/

ドイツ・ベルリン在住のフリーランサー、ブロガー、翻訳家、メディアディレクター。大学を卒業後、新卒のフリーランスとしてドイツへ渡る。TED×Youth@Kobe 2016登壇。海外フリーランス養成スクールの運営やドイツ進出・移住サポートを手がけるなど幅広く活躍されている。


第1部 wasabiさん講演『変わりゆくベルリンの最前線 スタートアップ・アート・食』

第1部ではwasabiさんの自己紹介から始まり、「人が集まるスタートアップ都市ベルリン」「なぜベルリンに人が集まるのか」「国際化していく食と文化」というトピックを中心に講演が行われました。

なぜベルリンに人が集まるのか?

日本で「ドイツ」というとバイエルン州を中心とした南部のイメージが強く、「ベルリンの魅力が伝わっていない」とwasabiさん。新規ビジネスのスタート数ドイツNo.1、若者に魅力的な都市世界No.2という人気を誇るベルリンの魅力について現地での生活の様子を踏まえながらお話しくださいました。市民権を持たない外国人は14.1%と国際化が進むベルリンですが、世界中から人が集まる理由としてwasabiさんは以下のような「ベルリンの人が集まるエコシステム」の存在について言及されていました。

①安い家賃と生活費

②スモールビジネスに対する政府からの支援

③ヨーロッパの真ん中という立地

④歴史的背景から来る多様性に対するオープンさ

⑤あらゆるビザ取得の可能性が開かれている

⑥音楽など、文化的ハブとしての機能

ベルリン成長へのヒント

wasabiさんは今後のベルリン成長へのヒントとして、「サービスクオリティの安定化」と「アイデアを伸ばす中心産業と利用者のパワー」を挙げられました。地方分権が進むドイツにおいて、ベルリンは首都ながらも歴史的背景などから中心産業がないという現状でした。だからこそ、ベルリンではスタートアップやベンチャービジネスを支援する風土が根付き、IT産業によって街を盛り上げていこうという動きが強まっています。現在ベルリンはまさにその発展段階に位置していますが、生まれたアイデアを育てていく利用者や資本がうまく循環していくことでサービスの安定化が加速すると思われます。現在ベルリンに存在するジレンマや「ちょっと惜しい」という状況はまさに今後の伸びしろで、まさに今手が届きそうなところ。ベルリンはより良い街になるのではないでしょうか。

ベルリンの”ヒップ”な食とその特徴

食の国際化も急速に進むベルリン、ベルリナーたちの胃袋と心をつかむ豊かな食に今後も注目が集まります。まずwasabiさんが指摘したのは、ベルリンのカフェシーン。日本でいう「純喫茶」のような空間からNYスタイルのようなお洒落でオープンな空間が増えているそうで、その自由さがベルリンの魅力となっているようです(これに対し、ドイツ南部ではカフェやレストランでパソコンを広げるとあまりいい顔をしないそう…)。カフェだけでなく、Kreuzberg地区にあるフードマーケット ”Markt Halle Neun”やLichtenberg地区にあるベトナムマーケット “Dong Xuan Center” などを例に挙げながら、ベルリンの多様な食と文化の発信地をいくつかご紹介くださいました。

Markthalle Neun : https://markthalleneun.de/

Dong Xuan Center: http://www.dongxuan-berlin.de/de

なかでも注目すべきなのが、ベジタリアン・ビーガンフード。どのレストランやカフェでもほぼ”ベジオプション”があり、ベジタリアンやビーガンだけでなくヘルシー志向のベルリナー達に大人気だそうです。特に旧東ベルリン地域はいわばリベラル・反宗教的な風土が現在も残っており、これがベジオプションを根強く支えています。食の多様化・国際化が進むベルリンですが、ただ単に各国の料理がそのまま輸入されているのではなく、“ベルリン流”にアレンジが加えられることで多くの人々に受け入れられています。文化が適度にミックスされ、それでいて適度に個性を保ち続ける。その絶妙なバランスがベルリンの”ヒップ”な食のキーワードかもしれません。


第2部  ウィンドゲート講演『ベルリンの最新不動産情報』

第2部では、ベルリンの不動産シーンを取り巻く最新情報についてウィンドゲートより講演をさせていただきました。時代は欧州先進国における大都市の成熟を迎え、そこに畳み掛けるようにして起こったブレグジット。ロンドンに代わる都市として、ドイツにおける経済の中心地であるフランクフルト、低い法人税のアムステルダムなどが注目されています。ベルリンもその一都市として注目されており、その所以はここ最近のベルリンの急成長にあるようです。ベルリンは経済の5%がIT産業に端を発しており、IT都市の基盤を築き始めているのです。アメリカのシリコンバレーをもじった”Silicon Berlin”という言葉も生まれ、「次のFacebookはベルリンから生まれる」と予測する専門家もいます。

なぜいまベルリンがこのような成長を遂げているのか?その謎はベルリンの歴史にあります。度重なる戦争が大きな影を落としているベルリンは、人口の増加・減少を何度も何度も経験しています。このような状況のなかで主要産業というものは確立されず、ベルリンはドイツの首都でありながらもハード・ソフトの両面において大きな”空白”を残した場所となっていたのです。しかしこの歴史の蓄積はベルリンを観光都市たらしめる大きな要因となりました。(日本人はバイエルン州などと言った南ドイツが好きで、ベルリンが観光都市だということはあまり知られていませんね。)この余白が伸びしろとなり、IT産業を核とした今日におけるベルリンの成長を形作っているのではないでしょうか。

この大きな追い風を受け、ベルリンの不動産もどんどん魅力的なものになっています。もともと日本とは異なり地震といった災害リスクが極端に少ないヨーロッパでは、スクラップアンドビルドのカルチャーが薄く、年数の経った建物も高く評価されます。例えば、第二次世界大戦以前に石造り・レンガ造りで建てられた「アルトバウ」は非常に頑丈な造りでありながら細部まで洗練されたデザインが施されており、ベルリンの歴史を構成していると言えます。また、ベルリンの空室率はわずか2%ほど。自由都市ベルリンでの生活や挑戦を求め、世界中から日々移住者が殺到しているのです。そんな新しい「ベルリナー」たちを巻き込みながら、ベルリンの街は非常にダイナミックな建築ブームに突入しています。他にも高い利回り、減価償却を用いた節税効果など……今後のベルリン不動産はチャンスに溢れています。ご興味のある方は、ぜひウィンドゲートへご相談ください。


ご来場くださったみなさん、wasabiさん、ありがとうございました!


次回セミナーのお知らせ

セミナータイトル:ライプツィヒ不動産 投資・移住セミナー 高利回り・高成長都市の魅力

日時:2018年2月27日 (火) 19:00-20:30

場所:株式会社ウィンドゲート (東京都渋谷区渋谷1-9-1)
TEL:03-6418-6666

講師:尾嵜豪 株式会社ウィンドゲート代表取締役

明治大学政治経済学部卒業。大手ゼネコンでの勤務・経験を経て、エンターテイメント企業にて不動産売買・賃貸・管理・コンサルティングの総責任者として、すべてを取り仕切る。独立後、株式会社ウィンドゲートを設立し、代表取締役に就任。都心の一流不動産のアドバイザーとして、芸能人・プロスポーツ選手・企業経営者などの富裕層を主な対象とする、不動産投資コンサルティングが好評を博している。又、ドイツの不動産の第一人者として多くのセミナーやフェアに登壇している。著書に『先進国不動産投資の本命登場 ドイツ・ベルリン』などがある。公認不動産コンサルティングマスター、宅地建物取引士、ビル経営管理士、ファイナンシャルプランナー。

内容:

<「50,000€~のライプツィヒ不動産」の魅力・ウィンドゲート自社開催セミナー> 旧東ドイツの古都ライプツィヒ。アルトバウの重厚なつくりと歴史を感じる街並み。 高い利回りとキャピタルゲインが両立できるエリアの物件を紹介するセミナーです。 ヨーロッパ経済の盟主である先進国ドイツ。公信力があり安全な登記制度、高い断熱性能の建物や重厚で階高の高い内装の水準の高さ、勤勉な国民性、賃貸比率が高くとても低い空室率など 日本人が安心して購入できる不動産投資先といえます。いつもご紹介しているベルリンは高い成長性とキャピタルゲインは期待できますが平均的な利回りは3〜4%ですが、 ライプツィヒでは利回りが5~7%という高利回りの投資向け物件が多数あります。 – 空室の心配がほとんどない。- 建物の経年による価値下落リスクもない。 また、今後数期にわたって所得税を圧縮したい経営者や高額所得サラリーマンにもメリットの大きい投資が可能です。 – 築年数の古い石造りのアルトバウという物件が多く、7年間で減価償却を利用することが可能。 さらに、取得価格が600~1000万円程度と比較的低く、手軽に参入できます。

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