「Wohngeld」(ドイツでの管理費)について
下記に記したサービスの多くは「Warmmiete(ヴァルムミーテ 直訳:暖かい家賃)」の一部として借主が負担します。
一般的に、貸主によって支払われる「Wohngeld(管理費)」の一部は、オーナー組合に支払われる管理費及び建物の修繕維持費となります。
“熱費”(セントラルヒーティング燃料費+給湯用燃料費)/Heizkostenハイツコステン
”水道代”/Wasserversorgung
”下水道代”/Entwässerung
”エレベーター維持費”/Aufzug
”ゴミ出し/道路清掃費”/Straßenreinigung und Müllbeseitigung
”建物共用部内清掃費/殺虫等”/Gebäudereinigung und Ungezieferbekämpfung
”共用部庭園の維持・清掃費”/Gartenpflege
”建物共用部電気代”/Beleuchtung
”火災保険料”/Sach-‐undHaftpflichtversicherung
”建物管理人人件費”Hauswart
”建物・共同アンテナ使用料”/Gemeinschaftsantennenanlage
”冬期サービス・雪かき等”/Eis-‐und Schneebeseitigung,Winterdienst
”その他の運営費” / Sonstige Betriebskosten
”その他の費用” /Sonstige Kosten
Warmmiete ヴァルムミーテ-‐ 家賃+”熱費”の計算方法
ドイツでは、セントラルヒーティングで実際にかかった使用料を、年度末に一回のみ計算します。⇒WARM(暖かい)とKALT(冷たい)いうドイツ独特の家賃の考え方が生まれました。
KALT(Kaltmieteカルトミーテ:直訳:冷たい家賃)は、日本で「家賃」に当たる部分です。
ドイツの賃料(家賃)は、二つの表示の仕方がある:
KALT(冷):熱費(セントラルヒーティング燃料費+給湯用燃料費)無し
WARM(暖):熱費込み(←これは、実際に家賃として払われる)WARM or Warmmiete(暖)は、日本でいう「家賃」に当たる部分+一年間のセントラルヒーティング燃料費の予測分÷12か月
ドイツでの「管理費」は、いつも「セントラルヒーティング燃料費の予測分」を含めた形で表示されます。
燃料の購入及び、個々のテナントの使用料、実際の使用量、その違いの計算及びテナントへの請求などは、全て管理会社が管理します。
そのため、結局毎月貸主の家賃用口座に振り込まれる金額は、Warmmiete -‐ 熱料・管理費込みですが、一年に一回、実際の燃料費が計算されます。
尚、通常は、Warmmieteには借主の支払う管理費が一部含まれています。
これは「Betriebskosten」と呼ばれています。
従って、Warmmieteは借主の立場から見ると、家賃・燃料費・Betriebskosten の3つを合算したものになります。