ドイツ外務省が発行する冊子「ドイツの実情」を読んだことがありますか?
ドイツの政治・経済・学問・社会・文化などの基礎知識について分かりやすくまとめられた冊子で、これからドイツに関わり始める方にとってはバイブルのような一冊!なんと、全ページがオンラインでも閲覧できます。ぜひチェックしてみてはいかが?閲覧はこちらから→「ドイツの実情」)
この冊子の「教育と研究」という章に、「ダイナミックな大学の世界」というページがあります。
ドイツの大学シーンはきわめて多彩である。ベルリンやミュンヘンなどの大都市に名高い総合大学がある一方、アーヘンやハイデルベルクやカールスルーエにも素晴らしい大学がある。すぐれた研究業績をあげる中規模の総合大学や、思いがけない輝きを放つ小規模な単科大学が、アカデミックな世界の中核を形成している。国際上海ランキング、QS大学世界ランキング、あるいはタイムズ・ハイアー・エデュケーション世界大学ランキングでは、それぞれ10から12のドイツの大学がトップ200にランクインしている。
(ドイツ外務省「ドイツの真実」p.100)
「ドイツは教育が充実している!」「ドイツの大学は日本よりもすごい!」そんな噂は耳にしたことがあるけれど、それは実際にどういうことなの…?そう思っている人が多いのではないでしょうか。この冊子では「ダイナミック」「きわめて多彩な大学シーン」という言葉でドイツの大学が表現されています。
ベルリンの大学は?
THE (Times Higher Education)が発表する2018年の”World University Rankings“では、ドイツの大学が数多くランクインしています。なかでもベルリンの大学は大きく健闘しています!
【88位(ドイツ国内7位)】ベルリン自由大学 (Freie Universität Berlin: 通称”FU”)
【92位(ドイツ国内8位)】ベルリン工科大学 (Techinische Universität Berlin: 通称”TU”)
【126位(ドイツ国内13位)】シャリテー医科大学(Charité Universitätsmedizin Berlin: 通称”Charité”)
このほかにも、ベルリンにはフンボルト大学(Humboldt-Universität zu Berlin: 通称”HU” )などがあり、他の私立大学や専門大学も含め「学生の街」としての色合いが非常に強く、若者が暮らしやすい街であると言えます。