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ベルリン不動産の売り時は?

ベストな売却のタイミングは?

ベルリン不動産は地価の上昇局面にあり、キャピタル・ゲインを得ることが主目的であることを考えると、ある程度の期間保有してから出口戦略を描くことが大事になる。
一つ目のポイントとして、日本に居住する個人の場合は、譲渡益にかかる税金額が変わるタイミングの5年超である。
ドイツの不動産であっても5年超に当てはまる場合は、日本の税制が適用されるのだ。不動産を売却した時の譲渡税は「利益」部分にかかる。すなわち「売った値段から買った値段(取得費)を引いた額」に対してかかるのだ。また、仲介手数料や司法書士費用などの「譲渡費用」も差し引くことができる。
所有期間5年以下で売却した場合、税率は39パーセント(所得税30パーセント、住民税9パーセント)という税率が課せられる。尚、「所有期間」とは、「その年の1月1日時点での」所有期間である。
所有期間5年超での譲渡に対しては、税率は20パーセント(所得税15パーセント、住民税5パーセント)になる。そこまでは少なくとも所有したいものである。2番目のポイントとしては7年である。これは築38年以上の中古のアルトバウを買っていれば重要である。減価償却期間が7年であるために、しっかりと償却メリットをとることができる。

3番目のポイントとしては10年である。ドイツでは所有期間が10年を超えると不動産譲渡税が非課税になる。日本の居住者としては、外国税額控除で戻ってくるので本来気にしなくてよいのだが、場合によっては全額が控除で戻らない可能性があるので、10年長所有するのは安全だろう。

繰り延べられた税金が、利益に対して最後にかかる可能性があるので、新たな不動産を購入するなど対策するのもありだろう。

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