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ドイツの建物の特徴

◎堅牢な建物
ドイツの中古物件の良さはまず、その「堅牢さ」である。特に、19世紀後半から第二次世界大戦直後(1950年代後半)の間に建てられたマンションは、その壁に石やレンガを使用する、非常に丈夫な造りだ。
ベルリンは地震の心配がないため、過去200年間を通じ、この丈夫な壁を壊すことができたのは、人間だけであった(第一次・第二次世界大戦)。完全に取り壊して新築するよりも、残ったスケルトンや壁を利用して建て直す方が安上がりだったということからも、どれほど強固に作られた建物であったかが分かるだろう。
現在、当時と同じような建設資材・建築方法で建物を造ることは不可能だ。というのも、現在では人件費がかかりすぎてしまうからだ。つまり、上記の時期に建設されたマンションは、二度と同じものが建てられない、そして新築物件は増加していくという面からも、中古物件の価値が今後も上昇し続けることは必須である。

◎優れた断熱性
もうひとつ、石やレンガで造られた建物の良さは、優れた断熱性にある。厳しい冬に、建物内の暖かさを逃がさないだけでなく、夏には室内の温度を涼しく保つことができる。その断熱性の高さは、この10~15年間で新しく開発された断熱材が、やっと追いつくことができるようになったほどだ。
壁の厚さは、最も厚いものになると2mにもなる。こういった物件は、見た目の美しさ、機能性、快適さなどから、ベルリン不動産市場において極めて需要が高くなっている。

◎ドイツ中古不動産マーケットの充実
さらに、ドイツの中古不動産市場が非常に活発であることも重要だ。日本では新築物件に高い価値を置かれ、中古物件は急速に価値が下がっていくのが一般的だ。しかしドイツでは築50年、築100年の建物であっても高い価値を維持しており、中古物件のほうが新築物件より高値で取引されることもよくある。

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